ふと思いついたので投稿してみます。
自分の初のSSとなり、初めて3人称に挑戦しました。生暖かい目で見てやってください。
SSがどのくらいの長さかわからないくらいのド素人が書いた文ですが、よろしくおねがいします。
それと投稿のやり方も少しわからなかったので適当です。すみません><
書くの忘れてました;祭囃しまでネタバレです。
昭和59年5月、昭和58年6月を越えた部活メンバー一行は各々が充実した日々を送っていた。
前原圭一は園崎魅音が卒業する少し前にクラスの委員長に任命され、今ではすっかりクラスのリーダーとしてしっかりと振舞っている。
一方卒業した魅音は詩音と一緒に興宮の高校に通い、今でもあまり会えなくなった圭一のことを想い続けている。
そんなある日のこと、またも詩音に囃し立てられ、魅音は圭一をデートに誘うことにしたのだった。そして今魅音は圭一に電話をかけ、圭一がついに電話に出た。
「あ、けけけ圭ちゃん? いいい今、時間大丈夫?」
「どうしたんだ魅音? そんな変な声出して」
魅音は高校に入っても全く成長しておらず、心は未だに純真無垢な乙女のままで、圭一をデートに誘う時はいつもこんな調子である。
そしていざデートに行っても一緒にゲーセンで遊んだりするだけなのだ。進展のしようがない。
「あ、あのね。その、明日とか予定空いてるかな?」
「あーすまん魅音。明日はどうしてもダメなんだ」
せっかく勇気を出して誘おうとしたにもかかわらず魅音は断られてしまった。その後は少し残念に思いながらも魅音は圭一と少し雑談をした後、通話は終了した。
(う~ん、圭ちゃんは休日はいつも部活メンバーと遊ぶか、家でごろごろするだけなのに、おっかしぃなぁ)
魅音は一応念のために前もって梨花ちゃんに部活メンバーでの用事はあるのかを聞いておいてあった。梨花ちゃん曰く、その日は沙都子が北条の家の掃除をやるから自動的に梨花ちゃんもそれに付き合うので、部活は中止になったらしい。
気になって仕方の無い魅音はやっぱり詩音に相談をするのであった。
「しお~ん、圭ちゃん用事あるからダメだってさ~」
「それ本当ですか? 部活も無い日なのに忙しいなんておかしいですね。それに今は圭ちゃんのご両親も東京のほうにいってらっしゃるはずです」
「え~、そうなの!?」
詩音はこれでも抜け目が無く、明日魅音が圭一をデートに誘うということもあって、葛西を使って前原屋敷の様子を調べさせていたのである。
「それにしても詩音。葛西さんをそんな風に使っちゃダメだよ」
「いいんですよ。葛西も魅音さんの将来の為とならば何でもいたしますよって言ってましたから」
「しょ、将来だなんて大袈裟だよ、アハ、アハハハハ」
魅音は将来と言う言葉にまたも沸騰直前までいってしまった。詩音に正気に戻され、二人は話を続ける。
「わかりました。お姉は家で待機していてください。私は明日圭ちゃんを尾行します」
「尾行って、単に家の用事かもしれないよ?」
「いいえ、あの圭ちゃんが両親のいない時に家事をするなんて思えませんし、葛西の情報では両親が帰ってくるのは夕方以降のはずです。だとすればどこかに出かけるしかありませんよ」
こうなったらもう詩音は止められない。魅音は詩音を止めることを諦め、詩音に全て任せることにした。
次の日
現在時刻は朝の9時半、詩音は前原屋敷の裏に潜んでいる。
詩音は豊満な胸にサラシまで巻いて、完全に男に変装までして圭一を尾行しようとしている。マンションからここまでフルフェイスのヘルメットを被り、スクーターで来たのである。
詩音が隠れていると、圭一の家に向かって誰かが自転車をこいできた。
(あれはレナさん? でも二人はまだそんな関係ではないはず。自転車で来たということは行き先は興宮?)
そんなことを考えている間にレナが圭一を家から呼び出し、二人は自転車をこいで興宮方面へと走り出した。
詩音もそれに続き、スクーターで二人の後を気付かれないように追いかける。
興宮に着くと、二人は玩具屋に入り、人形のコーナーを見ている。詩音も二人に気付かれない位置で尾行を続けている。
(何故二人で玩具屋のしかも人形のコーナーに? レナさんは半分かぁいいモードで暴走気味だし、わけがわかりませんね)
詩音が話し声が聞こえる位置まで移動すると、ようやく二人の会話を聞き取ることができた。
「魅音のやつ、いっつもこういうことに関して無頓着でいるようにしているから、あいつの好みがわからないから頼むぜレナ」
「うん、せっかくの誕生日プレゼントだもん。ちゃんと魅ぃちゃんが喜んでくれるようなのを選ぶよ」
(そういうことでしたか)
そう、レナと圭一の二人は魅音の誕生日プレゼントを選びに来たのだった。
「魅音もちゃんとした女の子だし、やっぱりプレゼントはゲームよりこっちだよな。それに去年は誕生日に何もやれなかったからな」
「はぅ、それは仕方ないよ圭一くん。圭一くんはそのときはまだ雛見沢にいなかったんだもん」
詩音は二人の会話、特に圭一の言った言葉を聞いて圭一を少し見直した。
(お姉、お姉の努力はちゃんと実ってますよ。尾行なんてする必要はなかったですね)
詩音はそう思い店から出ようとしたが、何者かに腕をつかまれてしまって身動きが取れなかった。
「お客さん、こんなとこで何してんの? ちょっと店の奥まで来てもらえるかな?」
「ちょっと、善郎おじさん! 私、私ですよ~」
「誰だかわからないねえ~、さあ、こっちに来なさい!」
「え~!? ちょっと、え~!?」
詩音はそのまま店の奥に連行され、レナと圭一の二人は頭の上に?マークを浮かべながらその様子を見ていた。
そして魅音は家の中で全く落ち着けずにお魎に怒鳴られっぱなしだった。
圭一がどのようなプレゼントを選んだか、プレゼントを渡しかはまた別のお話である。
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